ライブ報告

2012年8月11日【納涼ライブ】

各方々で電車の事故が相次ぎ、電車でお越し頂いた出演者の方は本当に大変でした。

最初は好天だったのですが、空がにわかに掻き曇り突然の豪雨に。

そんな悪条件重なりつつも沢山のお客様に恵まれ、スタッフ一同胸を撫で下ろした次第です。

 

今回もバラエティー豊かな出演者で、ガツンとしたライブでした。

 

戯楽

 

1、花火(ふきのとう)

2、夜(ふきのとう)

3、浮雲(ふきのとう)

4、君の好きな暑い夏(ふきのとう)

5、誰の為に(細坪基佳)

 

 

 

【戯楽さんから一言】

久々の音蔵でした。相変わらず緊張させてくれる空間でした。またお願いします。

(次男)

小野さんで終わりだったのですね。

小野さんの次の人は演り辛いだろうなあと思いながら見ていました。

(上野)

 

【ライブダイジェスト】

スイートレビューでは初出演ですが、蔵を揺らすような腹の底からの叫びは変わらず健在です(リハーサルで油断しているとPAの針を振り切る迫力です)

今回はふきのとう特集でしたが、どんな歌を歌っても戯楽カラーに染め上げてしまう辺りは、人柄にも現れている背骨の入った真っ直ぐな歌唱故でしょうか。

サポートミュージシャンの上野さん(ba)、みつおさん(gt)も力強くがっちりと左右を堅めていて、とてもロックな演奏でした。

 

 

ゆんたく

 

1、見たい鏡(浪漫舎)

2、ぺんぺん草からのたより(なみきひろこ)

3、薄化粧(佐藤公彦)

4、照葉(佐藤公彦)

5、にんぎょ(木村秀夫)

 

 

 

【ゆんたくさんから一言】

今回も緊張感の中、楽しく歌う事が出来ました。

スタッフの皆さんお疲れ様でした。

 

【ライブダイジェスト】

いつも童謡の世界へ連れて行ってくれるゆんたくさん、今回も懐かしさと切なさの混ざり合った不思議な感覚を味あわせてくれました。

今回の曲の中で胸打たれたのは、個人的に「ぺんぺん草からのたより」でした。雑草からの視点のこの歌は、自分からは何も出来ない植物の悲しさを淡々と語り、最後には命のしたたかな強さで締めくくる名曲です。訥々とした素朴なゆんたくさんの歌唱と相まって心捕まれました。

 

わたぼうし

 

1、別れの予感

2、Butterfly

3、わたしのままで

4、秋の気配

5、だれかがほしをみていた

 

 

 

【わたぼうしさんから一言】

2回目の出演でした。

今回もお世話になりました。

緊張もしましたが皆様の温かい眼差しに助けられ楽しませて頂きました。

貴重な体験ありがとうございました。

そして何より雨の中来て頂いた皆様、スタッフの皆様ありがとうございました。

来月は観客で来ます。

(らんこ)

 

【ライブダイジェスト】

東松山のアイドルらんこさん擁する人気ユニットわたぼうしです。

名うてのミュージシャン2人(じんさん、マッキーさん)を従えてのステージングは見る毎に貫禄を増していっています。老若男女選ばず心地よくさせるらんこさんの歌は、、曲を引き寄せるのではなく曲に寄り添う柔軟さが有る為に、ある意味万人の心にフィットするのではないでしょうか。

じんさん、マッキーさんの演奏もお互いの音の住み分けのはっきりした歌伴奏は職人技ですね。すばらしいです。  

 

斉藤信幸

 

1、交差点

2、鳥を見た

3、君の歌が流れている

4、楽園

5、記念日

 

 

 

【斉藤信幸さんから一言】

いい時間を過ごさせてもらい、ありがとうございました。

またよろしくお願い致します。

 

【ライブダイジェスト】

同じ作詞作曲をするものとしてこの方は魔法使いに見えます。口清い言葉ではなく、心の感じた心象を歌に乗せる力が誰よりもある方だなと思っています。

今回はいつもよりもさらにメッセージ性増量で、どの曲からも強い力を感じました。

斉藤さんの曲をかなりの曲数聴いているつもりでありましたが、どれだけ汲み出しても枯れる事の無い表現力にはただただ脱帽です。「鳥を見た」の鳥に対する暗喩が僕に色々な事を考えさせてくれました。「楽園」は内容の重さもさることながら誤解を恐れず言うならば格好いい曲でした。聴く度に新しい発見をくれる稀有なミュージシャンです。

小野雄介

 

1、たどり着けずいつも雨降り

2、都会と孤独

3、やさしい気持ち

4、晴れた空 冷えた雲

5、荒川河川敷

 

 

 

【小野雄介さんから一言】

毎回あたたかくもあり、ピリッとした空気でも有りのイベントで楽しいです。

ありがとうございました。

 

【ライブダイジェスト】

僕の知っている限り一番男を感じさせるミュージシャンです。が。

実は繊細な感性の持ち主である事は歌を聴いた事の有る人であればお分かり頂けるかと思います。心満たされない中でもがく男の姿を描かせたら天下一品ですが、その登場人物は誰も彼もが自問自答して、より良い人間になりたいんだと叫んでいる繊細な心の持ち主である事に気が付くことでしょう。

さて、4曲目の「晴れた空 冷えた雲」ですが今まで聞いた彼の曲とは手触りが違いますが、ブルージーな名曲です。ダウンチューニングのイントロを弾き出した時点でゾクゾクします。